2005年06月11日(土) 00時00分
「生徒にわいせつ、示談金を」振り込め詐欺(朝日新聞・)
校長や教頭をかたって教諭宅に電話を掛け、「ご主人が女子生徒(児童)にわいせつな行為をした」などと示談金名目で現金をだまし取ろうとする詐欺が相次いでいる。実際に500万円を振り込んだ被害例もあり、県警は新たな「振り込め詐欺」の手口とみて注意を呼びかけている。
県警捜査2課によると、今年4月中旬から6月10日までに、県内の小中高校の教諭らから被害報告1件と相談9件が寄せられているという。
被害例は、福井市内の県立高校の男性教諭宅に4月18日午後、教頭をかたる男から「ご主人が女子生徒にわいせつなことをした。このままだと逮捕ですよ。示談にするためのお金が必要です」などと電話があった。教諭の妻はその日の内に、指定された銀行口座に500万円を振り込んだ。教諭が帰宅し、詐欺に気づいたという。
その他の相談例も、女子生徒・児童へのわいせつ行為やセクハラに対する示談金として、現金をだまし取ろうとする手口だった。県警は「最近は社会的地位のある人をねらう詐欺が増えた。『公にしたくない』との心理がねらわれているのだろう」と話している。
(6/11)
http://mytown.asahi.com/fukui/news02.asp?kiji=4945
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