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市は〇三年四月、医療事故公表基準を策定。患者に影響がないと思われるヒヤリ・ハット事例をレベル0、1に、患者に影響を与えた可能性をレベル2から5に分けて医療事故とし、レベル5は「事故が死因となった場合」とした。
昨年度の医療事故は、レベル4と5はゼロ。患者がベッドから転落したなどレベル2が二百十件、ギプスを切る時にカッターで腹部を切ってしまったなどレベル3が二十一件あった。同病院は今後、毎年六月ごろ、医療事故件数をウェブサイトで公表するとしている。
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また同病院は同日の市議会本会議に、医療事故の損害賠償についての議案を提出した。同病院によると、〇三年十月二十八日、市内の三十代の女性の手術で、脊髄(せきずい)に麻酔をした際に神経を傷付け、女性の左足がしびれるなどの後遺障害を発生させた。女性は既に退院し、日常生活に支障はなく、この医療事故はレベル3に該当するという。
同病院は昨年三月から示談交渉をし、六百万円を女性に支払う案を議会に提出。議会は同案を市民福祉常任委員会に付託、審議し、二十三日の本会議最終日に採決する。 (小川 慎一)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20050610/lcl_____kgw_____002.shtml