2005年06月08日(水) 10時44分
マグロ虚偽表示、農水省が特別調査開始(読売新聞)
マグロの種類や原産地を偽って販売するケースが相次いでいることから、農水省は8日、マグロの虚偽表示に関して初めてとなる特別調査を始めた。
対象は全国の小売店約3000店のほか、卸売業者や輸入業者など。今秋までに、仕入れ伝票などに基づいて不適切な表示の有無をチェックするほか、DNA鑑定による種類判別も行う。悪質なケースでは業者名を公表する。
JAS(日本農林規格)法はマグロについて、原産地(国)名や「養殖もの」などの表示を義務づけている。どの種類でも名称は「マグロ」と表示すれば問題ないが、2004年度に千葉、神奈川両県で、卸売業者がメバチマグロを値段の高い本マグロと偽ってスーパーに販売するなどしてJAS法違反となったケースが3件あり、同省と県が業者に改善を指示している。
東京都中央卸売市場での冷凍マグロの平均価格(03年度)は、本マグロが1キロ約2600円なのに対し、メバチマグロは同約800円。見た目では種類を判別しにくい。
(読売新聞) - 6月8日10時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050608-00000002-yom-soci