2005年06月06日(月) 19時31分
フィッシング詐欺サイトは半年で15%増加、手口も巧妙化〜APWG調査(impress Watch)
フィッシング詐欺対策活動を展開しているAnti-Phishing Working Group(APWG)は5日、4月のフィッシング詐欺に関する状況調査を公表した。調査によると、報告されたフィッシング詐欺サイトは2,854件で、半年間で15%増加した。
フィッシング詐欺のターゲットとなったサイトは金融機関が84%を占め、詐称された企業のブランドは79に上る。これらのブランドのうち、上位7つのブランドを詐称したフィッシング詐欺が、全体の80%を占める。
フィッシング詐欺サイトがホスティングされている国別の集計は、米国が26.3%、カナダが22%、韓国が10%、日本が2.87%、ドイツが2.71%など。フィッシング詐欺サイトの開設期間は平均5.8日で、最長では30日間存在し続けた例が報告されている。APWGではフィッシング詐欺サイトの最近の特徴として、ホスト名にIPアドレスをそのまま使用するといった例が減少する一方で、詐欺対象の企業名やブランド名などをURLに含ませる例が増加傾向にあるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文、PDF)
http://antiphishing.org/APWG_Phishing_Activity_Report_April_2005.pdf
Anti-Phishing Working Group(英文)
http://antiphishing.org/
■関連記事
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( 三柳英樹 )
2005/06/06 12:32
(impress Watch) - 6月6日19時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050606-00000017-imp-sci