2005年06月06日(月) 00時00分

京都・牧師婦女暴行：被害の少女ら、牧師らを提訴へ−−２億３１００万円賠償求め（毎日新聞）

　京都府八幡市の「聖神中央教会」創立者の牧師、金保被告（６１）＝婦女暴行の罪で起訴＝による信者への婦女暴行事件で、被害を受けた少女らが金被告と教会を相手取り、慰謝料など１人３３００万円の損害賠償を求める集団訴訟を７日にも京都地裁に起こす。６日までに原告として参加することが決まったのは成人２人を含む計７人で、請求額は総額２億３１００万円となる見通し。

　代理人を務める弁護士によると、７人は１２〜２３歳だった間に、金被告から性的暴行を受け、「心身に被害を受けた」などと訴える。また、関係者によると、成人２人は多額の献金も強要されており、経済的損失も受けたと主張するという。

　「被害者の会」は、金被告が逮捕された４月６日に記者会見を開き、民事提訴の方針を発表。原告となる女性らが、教会や金被告の自宅などの不動産に対する仮差し押さえの準備を進めていた。

　金被告はこれまで、当時１２歳だった少女２人に対する婦女暴行などの罪で起訴されているほか、別の信者の少女２人に対する婦女暴行などの罪で７日に京都地検が追起訴する見込み。【太田裕之】

http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050606ddf041040018000c.html