悪のニュース記事

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2005年06月04日(土) 16時16分

県消費生活センター:高齢者への悪質リフォーム相次ぐ中、家族らの相談増加 /福島毎日新聞

 ◇判断能力低下の高齢者家族ら 04年度は02年度の1.7倍超
 認知症などで判断能力が低下した70歳以上の高齢者の家族らが県消費生活センターに相談するケースが増加していることが分かった。04年度は02年度の1・7倍以上だった。埼玉県富士見市で認知症の姉妹を狙った悪質訪問リフォーム問題など、近年全国で高齢者の被害が相次いでおり、同センターも同様の被害に遭う前の未然防止を呼びかけている。
 同センターによると、家族らが「判断能力が低い」と申告した70歳以上の高齢者に関する相談件数は02年度34件▽03年度43件▽04年度59件と増加している。詳しい原因の分析にはさらに調査が必要としている。
 具体的なケースとしては、同じ業者から連続2回高額な布団を買った▽必要のない化粧品などの品物を大量に買い、人に配っていた——などがあった。
 契約者の高齢者は8割以上が女性で、6割弱は息子や娘から相談が寄せられたケースだった。書面を受けとってから一定期間以内ならば、無条件解約できるクーリングオフ制度や、民法の「意思無能力」を主張して解約した例もあり、同センターは「家族が早めに気付いてあげることが大事」と早期発見、早期相談を呼びかけている。
 同センターは024・521・0999。【坂本昌信】

6月4日朝刊
(毎日新聞) - 6月4日16時16分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000102-mailo-l07