2005年06月04日(土) 02時04分
元大物会員4人を課税通報 所得3億、マルチ渡り歩く(共同通信)
貴金属会社「グランドキャピタル」のマルチまがい商法による出資金詐取事件で、大阪、大分両府県警合同捜査本部は3日までに、同社の元会員4人が子会員の紹介などで得た所得計約3億1000万円を申告していなかったとして、大阪国税局を通じ各国税当局に課税通報した。
4人は数々のマルチ商法を渡り歩いた“ネットワーカー”と呼ばれる大物会員。数百人の子会員を同社に紹介し、被害を拡大した原因と指摘されていた。
国税当局などによると、出資金詐取事件で会員を課税通報するのは極めて珍しい。利益の“取り逃げ”を許さず、参加のうま味を減らすことで、類似商法の被害防止につなげる狙いがありそうだ。
(共同通信) - 6月4日2時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050604-00000010-kyodo-soci