2005年06月03日(金) 15時10分
ポッドキャスティング、46%が「聴いてみたい」(japan.internet.com)
Blog やメルマガなどで発信されている情報を音声配信する「ポッドキャスティング」が
注目 されている。例えるなら個人のネットラジオ局ともいうべきものだ。2005年には
livedoor や
シーサー などがサービスを開始するなど、今後の動向から目が離せない。
では、実際に Blog 作成者におけるポッドキャスティングの認知度や利用状況はどうだろうか。
インターネットコム株式会社 と
株式会社インフォプラント が行った、Podcasting に関する調査によると、ポッドキャスティングを「聴いてみたい」との回答は45.9%だった。
調査対象は、Blog を作成している10代〜50代の300人。 年齢層は10代8.3%、20代28.3%、30代34.7%、40代21.7%、40代7.0%。 男女別構成比は男性48.3%、女性51.7%。
全体300人のうち、ポッドキャスティングを利用している(していた)」人は3.3%(10人)、「知っているが利用したことがない」、「名前は聞いたことがある」人はそれぞれ12.7%(38人)だった。一方「知らない」と回答した人は71.3%で、ポッドキャスティングの認知度はまだまだ低いようだ。
ポッドキャスティング経験者10人の利用状況は「他人のポッドキャスティングを聴いている」人が7人。「聴いている」と回答した人が利用しているサイトでは「
デジオの宇宙色々 」や「
livedoorネットラジオ 」などが挙げられた。「自分でポッドキャスティングを配信している」のは3人で、自ら配信するユーザーは全体の1%ということになる。まずは聴く側のユーザーが増加しないことには配信者もなかなか増えないだろう。
また、ポッドキャスティングを利用したことがない290人のうち、ポッドキャスティングを「聴いてみたい」と回答した人は45.9%で、「聞くほうが臨場感があってより楽しめそう」「読むより聞くほうが楽」「試しに一度は聞いてみたい」「外出中にも気軽に聞くことができそう」などの理由が挙げられた。一方、「利用したくない」理由としては「これまでの Blog で十分」「面倒くさそう」「仕事中には聴けない」「自分のスピードで読みたい」などが多かった。
ポッドキャスティングはまだ登場して間もないサービスだが、「かなり普及すると思う」と回答が8.0%、「まあまあ普及すると思う」が53.0%と、回答者の約6割は「普及する」と見ている。それに対して「あまり普及しないと思う」は34.7%、「まったく普及しないと思う」が4.3%だった。
テキストと音声という違いはあるが、個人の情報発信ツールという点ではポッドキャスティングも Blog も同じである。2003年から2004年にかけての Blog のように今後ポッドキャスティングユーザーが急速に拡大していく可能性は十分にあるだろう。
(
調査協力:株式会社インフォプラント)
デイリーリサーチバックナンバー、コラム、セミナー情報等はこちらから
http://japan.internet.com/
デイリーリサーチ有料詳細データ申込はこちら
http://japan.internet.com/jupiter/top.html (japan.internet.com) - 6月3日15時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000009-inet-sci