2005年06月02日(木) 13時25分
ネットセキュリティの鍵はブラウザ——Opera 調査(japan.internet.com)
ノルウェーのブラウザメーカー
OperaSoftware は2005年5月31日、ブラウザに関する調査結果を発表した。
それによると、半数以上のインターネットユーザーはブラウザの選択がセキュリティの鍵だ、と思っていることがわかった。
この調査は、2005年3月に Opera が米国調査会社
HarrisInteractive に委託して行ったもの。調査対象者は米国成人インターネットユーザー2,800人。
調査によると、米国のオンライン人口の51%が、ブラウザの選択が、コンピュータウイルスやスパイウェアのような悪意のあるソフトウェアの受信に影響を及ぼす、と考えていた。
反面、調査対象となったインターネットユーザー2,800人のうちの少なからぬ数(49%)のユーザーは、ブラウザの選択がコンピュータを悪意のあるソフトウェアの攻撃から守る鍵となる、とは思っておらず、そのうちの17%は、ブラウザを変更しても影響はない、と考えていたが、残りの32%は、ブラウザの選択で違いが出るかどうか知らないことを認めた。
また、調査に参加したユーザーのほとんどは、セキュリティがブラウザ変更のきっかけになるだろうと回答、66%は、セキュリティの改善のために他のブラウザを考慮すべきだと思っている。
Opera では、すでにブラウザを変更した11%は、洞察力のある Web ユーザーグループだが、大多数は、セキュリティ度はブラウザ間で異なるなどの情報を得たならば、オンライン行動をより安全なものにできるだろう、とコメントしている。
Opera 社ではセキュリティを最優先事項とし、最近出荷した同社ブラウザの Windows/Linux「Opera 8」では、フィッシング詐欺サイトを見分けやすくするための
セキュリティ強化 などが行われている。
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