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調べなどでは、主婦は二〇〇一年九月三十日午後四時半ごろ、朝からてんかんの発作が続くと訴え救急外来を受診。同五時十分ごろ、医師の指示で看護師が抗てんかん薬「アレビアチン」(成分名フェニトイン)を静脈注射した。主婦は約四十分後、嘔吐(おうと)物をのどに詰まらせて心肺停止に陥っていることが判明。蘇生(そせい)措置を施したが、約五時間後に死亡したという。
アレビアチンは、てんかんのけいれん発作を抑える医薬品。国指定の劇薬で呼吸停止や嘔吐などの副作用の恐れがあるとして、投与から一定時間の経過観察が必要とされるが、医師は投与を指示して帰宅。看護師も主婦のそばを離れ、いずれも容体の観察を怠った疑いが持たれている。
主婦は同年八月ごろから、てんかんとみられる症状で通院。事故当日は日曜日で、主治医は不在だった。主婦がアレビアチンを投与されたのは初めてだったという。
大田病院は一九四九年八月の設立でベッド数二百十五床の地域の中核病院。二〇〇〇年十月には、呼吸器具の取り付けミスで患者が意識不明となる事故があり、当時の女性看護師が業務上過失傷害罪で略式命令を受けた。
大田病院事務長の話 外来で亡くなったのは事実で、大変残念です。現在、捜査中で詳しいコメントは差し控えたい。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050601/mng_____sya_____006.shtml