2005年06月01日(水) 05時55分
面接会場と偽り店名借りる “謎の募金集団”の代表(共同通信)
難病の子どもの支援名目で街頭募金をしていた集団が、虚偽の求人広告でアルバイトを雇っていた事件で、職業安定法違反容疑で逮捕された代表の仲地暁容疑者(60)が広告に実在の喫茶店の名前を使い、店主には「親せきがバイトを募集するので面接や書類整理用に店や名前を貸してほしい」などと説明していたことが1日分かった。
大阪府警捜査2課は、当初から目的を偽って募金要員を集める計画だったとみて追及する。
調べなどによると、仲地容疑者は喫茶店の常連客で、昨年9月、店主に主宰者の無職横井清一容疑者(34)=同容疑で逮捕=をおいと偽って紹介。「ちゃんこ店を始めるのでバイトを募集したいが、まだ店がないので求人情報誌に広告が出せない。店の名前を貸してほしい」と持ち掛けた。
店主は了承したが、実際の情報誌には「喫茶店でのケーキ試食配り」と掲載され、仲地容疑者は「少し辛抱して」などとごまかした。
(共同通信) - 6月1日5時55分更新
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