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年金や児童扶養手当が振り込まれる預金通帳などを担保に高金利で金を貸したとして、兵庫県警生活経済課と尼崎北署は31日、大阪市淀川区塚本2の貸金業「大光」経営、朴徳實容疑者(33)=同県尼崎市稲葉荘3=と同従業員、呉容豪容疑者(32)=同県西宮市南甲子園2=を貸金業規制法違反(公的給付に関する預金通帳などの保管制限)などの容疑で逮捕。別の従業員の男(24)=神戸市中央区=の逮捕状を取り行方を追っている。
昨年12月の同法改正で、年金など公的給付金が振り込まれる口座の通帳などを担保にした融資が罰則対象になったが、摘発は西日本で初。県警は他にも百数十人が被害にあったとみて調べる。
調べでは、朴容疑者らは兵庫県知事から貸金業の登録を受けていたが、無登録で「大光」を経営。04年8月〜今年4月、大阪市の無職男性(76)ら4人に、年金や児童扶養手当が振り込まれる預金通帳や年金証書などを担保に法定金利の5〜3倍の高金利で計約290万円を融資した疑い。【藤田剛、西浦久雄】
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2005/05/20050531ddf041040010000c.html