2005年05月31日(火) 23時16分
「ISS」は組織犯罪 警察署発砲で広島地検(共同通信)
昨年2月、広島東署に銃弾が撃ち込まれた事件で、広島地検は31日、建造物損壊などの罪で起訴、公判中の覚せい剤密売グループ「インターナショナル・シークレット・サービス」(ISS)会長、坂本明浩被告(45)ら4人に組織犯罪処罰法を適用し、広島地裁に対し、訴因のうち建造物損壊を同法違反(組織的建造物損壊)の罪に変更する申請をした。
地検によると、建造物損壊事件への同法適用は、指定暴力団山口組系組員らが民家に発砲した事件で長崎地検が昨年12月に適用して以来、全国で2例目。刑罰は建造物損壊の罪の場合、懲役5年以下だが、同法違反の罪では懲役7年以下と重くなる。
広島地検は、ISSは坂本被告の指示で動く暴力団と断定。広島東署に対する発砲が「団体の活動」として組織によって実行されたと判断した。
(共同通信) - 5月31日23時16分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000290-kyodo-soci