2005年05月31日(火) 17時54分
請求棄却に原告憤り 「裁判官忌避」と怒声も(共同通信)
愛知県の住民が住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)から離脱を求めた訴訟で名古屋地裁の請求棄却の判決に対し、原告らは31日、名古屋市内で記者会見し、違憲性を認めた金沢地裁判決から一転した司法判断を批判。原告側は控訴する方針を明らかにした。
判決について森下文雄弁護士は「憲法上の問題点に踏み込まず、本人確認情報の外部流出の危険性について(国の措置が講じられているから安全と)安直に結論付けている」と指摘。
「地裁は憲法の番人の役割を放棄している。住民のプライバシー権を行政に売り渡すことを黙認した判決だ」と激しく非難した。
(共同通信) - 5月31日17時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050531-00000170-kyodo-soci