2005年05月30日(月) 16時50分
愛犬失った苦痛認める 動物病院に42万支払い命令(共同通信)
愛犬の手術がインフォームドコンセント(十分な説明と同意)なしで行われ、死んで精神的損害を受けたとして、飼い主の夫婦が動物病院に計約350万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁金沢支部の長門英吉裁判長は30日、請求を棄却した1審判決を変更、病院側に42万円の支払いを命じた。
判決理由で長門裁判長は「手術前に飼い主へ十分な説明がなかったのは、獣医師の説明義務違反」と指摘した上で「愛犬を失った精神的苦痛は慰謝に値する」とした。
判決によると、石川県小松市に住む飼い主は1999年3月、愛犬に関節炎の症状が出たため、小松市内の動物病院に治療を依頼。犬は手術の約1カ月半後に死んだ。
(共同通信) - 5月30日16時50分更新
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