2005年05月30日(月) 14時54分
Yahoo!オークション、ブランド品の模倣品や海賊版に対する知的財産権侵害出品対策を強化(RBB TODAY)
ヤフーは30日、「Yahoo!オークション」において、ブランド品出品者の特定商取引法上の表示義務順守の徹底と、商標権に関する利用者向けの啓蒙ページを開設することで、知的財産権侵害出品対策をさらに強化すると発表した。
あらたに施される対策は2つあり、1つ目は「ブランド品出品者に対する特定商取引法上の事業者表示義務の徹底」。これは、特定商取引法上の事業者に該当すると判断した出品者に対して、事業者としての表示義務を順守するよう誘導し、順守状況が芳しくない場合にはID削除措置をとるというもの。また、個人としてオークションに出品する場合も、模倣品の出品が多く見られるブランド品に関しては、一定数量以上出品できない仕組みを順次導入することを検討しているという。
もう1つは、利用者向けの啓蒙ページ「知的財産権保護ガイド」に「商標権」を解説したページを追加した点。ニセモノを買うことは犯罪者に資金を渡し犯罪を助長することになることなどを解説し、出品者だけではなく落札者への啓蒙活動も同時に行っていくとしている。
Yahoo! JAPANではいままでも、模倣品や海賊版などの不正出品については、専任のスタッフによる365日24時間のパトロールが行われており、判明しだい削除することで違法販売を未然に防止していた。また、権利者向けに提供されている「知的財産権保護プログラム」には、現在84団体(権利者、権利者団体)が参加しており、不正出品対策を権利者とともに進めているという。
(RBB TODAY) - 5月30日14時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050530-00000003-rbb-sci