2005年05月29日(日) 10時09分
外為取引会社の経営者失跡、資金8億が海外口座に(読売新聞)
東京都中央区にある外国為替取引会社の実質経営者が今月26日に失跡し、会社の資金計約8億円が海外の口座に送金されていたことが分かった。出資した顧客約1800人のうち、数十人が資金の返還を求めて同社に押し掛けるなどの騒ぎになっており、顧客側の弁護団は、詐欺罪での告訴も検討している。
弁護団によると、同社は顧客が出資した「証拠金」を元手に、外貨の売買で利益を得る「外国為替証拠金取引」をするとして資金を集めていたが、26日午後、実質経営者と連絡が取れなくなった。顧客の大半は在留中国人で、弁護団などが調べたところ、同社の口座から約8億円が引き出され、複数の架空口座を経て、カナダの銀行の実質経営者名義の口座に送金されていたという。
(読売新聞) - 5月29日10時9分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050529-00000301-yom-soci