2005年05月28日(土) 00時00分
振り込め詐欺に新手(朝日新聞・)
岐阜市内を中心に、今年2月上旬以降、「ジュースが礼服にかかった」「ご主人が横領している」などと偽って金を要求する電話が相次いでいることが岐阜中署の調べでわかった。同署は新しい手口の「振り込め詐欺」として注意を呼びかけている。
同署によると、実在する人物の名前を名乗って会社の上司を装い、「お宅のご主人が会社の金を横領した。示談で済ませたい」と金を請求する電話が2月以降、岐阜市内の5軒の民家にあったという。請求額は300万円前後。実際に振り込んだ1人から被害届が出ているという。
ほかにも、「お宅の車が道路でジュースのパックを踏んで、ジュースが礼服にかかった。レンタル代とクリーニング代を振り込んでくれ」などという電話が、岐阜市内の企業13社にあった。
電話の相手が示したナンバーの車は、電話を受けた企業にそれぞれ実在し、飲料のパックを踏んだと指摘された現場も実際に通っていたという。請求額は2万〜3万円。電話を受けた会社のうち、実際に振り込んだのは1社だけだった。こうした電話は、東濃、西濃地区の企業などにもあったという。
同署は「同様の電話があった場合は、警察に相談してほしい」と話している。
(5/28)
http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=4310
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