2005年05月28日(土) 00時00分

「天天素」問題　女性が下痢症状 県、パンフ配布で注意 （東京新聞）

　中国製とみられるダイエット食品「天天素（てんてんそ）」を服用し、東京都内の女性が死亡するなど、全国で健康被害が出ている問題で二十七日、この食品を服用した県内の三十代の女性が激しい下痢症状を訴えていたことが分かった。被害報告は県内二例目。

　県薬務課によると、女性は今月一日ごろ、インターネットのオークションで天天素を購入。ほぼ毎日一カプセルを服用し、三日目から頭痛や下痢の症状が出た。その後、下痢症状が激しくなり、二十五日に病院で受診した。症状は回復しているという。

　女性は天天素を二箱購入し、一箱を知人の女性に譲ったが、知人女性には症状はないという。

　被害を受け、県は健康食品に関する注意点を解説したパンフレットを各保健福祉事務所や消費生活センターで配布。県食品安全会議がボランティアの協力で、注意喚起のビラ二千部を配る。相談は同課や各同事務所、県食品安全課「食品表示１１０番」＝電０２７（２２６）２４２４＝などで受け付ける。　（岸本　拓也）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20050528/lcl_____gnm_____000.shtml