2005年05月27日(金) 06時26分
“卒煙”表彰に「待った」 全席禁煙の日本相撲協会(共同通信)
5月31日の世界禁煙デーを前に、大相撲の全席禁煙に踏み切った日本相撲協会に対し、禁煙を推進する市民団体「タバコ問題首都圏協議会」が“卒煙”の表彰状を送ったところ、27日までに「頂く立場にない」と返送されてきた。
「市民団体の要望で禁煙にしたわけではない」というのが理由。4年前から、たばこを断った有名人計11人を表彰し、これが初の団体表彰だっただけに協議会の渡辺文学代表は「受け取っても不都合はないはず。もっと太っ腹だと思ったのに…」と戸惑っている。
相撲協会は昨年11月の九州場所を皮切りに、年6場所すべてで升席を含め全席禁煙にした。
渡辺さんが代表を務める別の市民団体は昨年2月、升席の禁煙を要望したが、相撲協会の広報担当者は「あくまで監督官庁の文部科学省との協議を経て自主的に判断した」と強調。渡辺代表は「升席の禁煙は大きく報道され、社会的に貢献したのに」と残念そうだ。
(共同通信) - 5月27日6時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000013-kyodo-soci