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都の調査で、食品からは国内未承認の医薬品「シブトラミン」と向精神薬「マジンドール」が検出された。都は薬事法違反とみて製造販売元を調査しているが、「野馬生物(広州)保健品有限公司」という製品説明書の表示から中国製とみられている。
都によると、二十三日朝、女子大生が自宅の自室で倒れているのを家族が発見。既に心肺停止状態で、救急車を呼び病院に運んだが間もなく死亡が確認された。「不整脈による心不全」と診断された。家族の話では、女子大生はインターネットで購入したカプセル状のダイエット食品を二カ月半ほど前から使い、体重が十三キロ減少。使用後に「のどが渇く」「汗をかく」と訴えていた。亡くなる前日には風邪気味で医師の診療を受け、処方された風邪薬を服用したが、元気だったという。
厚労省によると、二十六日には東京のほか福島と群馬で各一件、愛知で二件の報告があり、同製品が原因とみられる頭痛や下痢などの健康被害は計八都県十件となった。
(注)●は月ヘンに交
◆豊橋市でも2人が被害
愛知県豊橋市保健所に二十六日までに入った連絡によると、豊橋市内でもインターネットを通じて購入した「天天素」とみられるダイエット用健康食品を服用した十代と三十代の女性二人に健康被害が発生した。十代の女性は意識レベルが低下して入院、集中治療室に入っているが、生命に別状はないという。三十代の女性はめまいや下痢などを訴えたが回復した。
同県健康福祉部と豊橋市保健所は、天天素の服用者は服用を中止するとともに、症状が出ている人は医療機関に相談するよう呼びかけている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050527/mng_____sya_____004.shtml