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(岸本 拓也)
県薬務課によると、女性はインターネットのオークションで同食品を三千八百円で購入。三日から毎日一カプセルを服用し、口の渇きや顔のほてりなどの症状が出た。十七日に悪寒やめまいを訴え、病院で治療を受けた。二十六日現在、体にだるさは残っているが、快方に向かっているという。
厚生労働省の分析調査で検出された、「シブトラミン」は、国内未承認で、血圧や心拍数の増加や頭痛、不眠など副作用がある。麻薬取締法で規制された「マジンドール」も検出され、こちらは悪寒や嘔吐(おうと)、睡眠障害などがあり、過剰に服用すると薬物依存症や呼吸困難の恐れもあるという。
天天素の製造者名は、「野馬生物(広州)保健品有限公司」と表示され、一箱三十カプセル(一カプセル三百五十ミリグラム)入り。主にネットのオークションで個人販売されている。
あるサイトは「服用開始約四週間で五−十五キロ減量できる」と紹介しているが、薬事法や麻薬取締法に違反する疑いもあり、同省は管理するプロバイダーに出品を差し止めるよう要請している。
(〓はにくづきに交)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20050527/lcl_____gnm_____000.shtml