2005年05月27日(金) 17時26分
防犯:「詐欺などに注意して」 徳島東署員ら、独り暮らしのお年寄り訪問 /徳島(毎日新聞)
◇防犯団体と徳島東署員
高齢者を狙った詐欺などの犯罪が全国で多発していることを受け、徳島市内の防犯ボランティア団体「沖洲地域の安全を守る会」(伊丹義弘会長)のメンバーと徳島東署員が26日、独り暮らしのお年寄り約40世帯を回り、注意を呼び掛けた。
会員らは振り込め詐欺などの手口を紹介した小冊子「暮らしを守る防犯読本」や、埼玉県で発覚した悪徳リフォーム事件を報じた新聞記事の切り抜きなどを高齢者に配り、注意を喚起した。
ある87歳の女性は最近、リフォーム業者に屋根の修理を勧められ、17万円を支払ったが、顔見知りの業者に「何も直っていないから消費生活センターに電話して」と指摘され、全額を取り戻すことができた。「恥ずかしいから失敗したってもう言わん」と話す女性に、沖洲交番の桜木秀治巡査部長が「一人で決めんと、交番に相談してや」と名刺を手渡した。
伊丹会長は「親身に話を聞いてくれる業者にだまされ、何度もお金を払ってしまう高齢者をみると本当にやるせない。そんな高齢者を助けたい」と話した。【加藤明子】
5月27日朝刊
(毎日新聞) - 5月27日17時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050527-00000240-mailo-l36