2005年05月26日(木) 22時01分
ダイエットの10代女性死亡=「天天素」服用、健康被害10例−厚生労働省(時事通信)
厚生労働省は26日、ダイエット食品「天天素」を服用した東京都内の10代女性が死亡したと発表した。天天素は健康被害の報告が相次いだことから、同省が注意喚起していた。
都薬事監視課によると、女性はインターネットで同製品を購入し、約2カ月半使用。23日朝、自室で倒れているのを家族が発見した。既に心肺停止状態で、病院に運ばれたが死亡した。
女性は体重が激減しており、風邪で体調も悪かった。医師によると、不整脈による心不全が考えられ、天天素との因果関係が疑われるという。警察が検視し、詳しい死因を調べる。
天天素使用者の健康被害はこれまで、岡山、広島などで報告。成分分析の結果、海外で死亡例がある国内未承認薬の「シブトラミン」や、向精神薬「マジンドール」が検出されている。
26日には東京のほか、福島と群馬で各1例、愛知で2例の報告があり、計8都県10例となった。このうち、愛知県豊橋市の10代女性は意識を失って倒れ、現在も入院中。そのほかは、いずれも下痢や頭痛などの軽症だった。
(時事通信) - 5月26日22時1分更新
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