2005年05月25日(水) 20時23分

認知症姉妹宅の悪質リフォーム、契約総額は５千万円（読売新聞）

　埼玉県富士見市で認知症（痴呆＝ちほう）の８０歳と７８歳の姉妹が自宅で不要なリフォームを繰り返された問題で、富士見市は２５日、姉妹宅のリフォーム工事をした業者が新たに３社判明し計１９社となり、契約総額は計約５０００万円に上ることを明らかにした。

　同市によると、新たに判明した３社の工事代金は計数十万円。

　うち１社は、これまで分かっていた同市内の業者から業務を引き継いでいた。残りの２社については詳細な連絡先などの記載が領収書にないため、市は現在、所在の確認を急いでいる。

　一方、同市は、姉妹の成年後見人候補として市の顧問弁護士の清水徹弁護士をさいたま家裁川越支部に上申しており、２５日、清水弁護士は「連絡が取れなかったり、返金に応じない業者については、成年後見人に選任された後に告訴することも検討したい」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000312-yom-soci