2005年05月24日(火) 18時45分
<NTTデータ>全社員の情報1万1835人分を紛失(毎日新聞)
NTTデータは24日、全社員1万1835人分の氏名、生年月日などの個人情報を入れたUSBメモリーを、社員が帰宅中に紛失したと発表した。同社は4月にも社員が自宅に持ち帰ったパソコンが盗まれ、顧客2146件の個人情報を紛失したばかり。
同社によると、この社員は今月16日、帰宅中に電車の中でUSBメモリーが入っていたカバンを紛失した。USBメモリーには4月1日時点で在籍している社員の氏名、性別、生年月日、役職など約20項目が記載されていたが、住所、電話番号やクレジットカードなどの金融情報は入っていなかった。17日に警察に届け出たが、これまでのところ情報の不正流用は確認されていない。
この社員は連休中に自宅で作業しようとUSBメモリーに全社員のデータを記録したが、結局行わず、連休後に会社で作業をした後にデータを消し忘れていたという。データには暗号化などのセキュリティー対策は施されておらず、上司の許可も受けずに記録し、外部に持ち出したことは社内規定違反という。
同社ではセキュリティー対策を抜本的に見直すため、情報漏えいを防止するソフトの導入や暗号化、アクセス制限機能のないUSBメモリーの使用禁止などの対策を行うことにしている。【柴沼 均】
(毎日新聞) - 5月24日18時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000067-mai-soci