2005年05月24日(火) 20時21分
機械の印影照合「不正確」 盗難通帳被害、銀行に過失(共同通信)
盗難に遭った通帳で預金を引き出された栃木県宇都宮市の男性(34)が、東京三菱銀行の過失を主張して被害金の払い戻しを求めた訴訟で、東京地裁は24日、銀行側の過失を認定し、請求通り495万円の支払いを命じた。
判決理由で富田善範裁判長は「払戻請求書の印と届け出印の印影の違いは肉眼でも容易に判別でき、銀行の窓口担当者は気付くべきだった」とした。
さらに銀行が導入していた印影自動照合システムについて、富田裁判長は「違いを見抜けなかった機械照合は正確さに疑いがある」と指摘した。
(共同通信) - 5月24日20時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000215-kyodo-soci