2005年05月23日(月) 22時03分
日航で航空券の半券369枚紛失、盗難の可能性も(読売新聞)
日本航空は23日、オランダ・アムステルダム発の国際線で今年4月、搭乗の際に回収した航空券の半券369枚(355人分)を紛失したと発表した。
このうち、少なくとも48枚(48人分)については、クレジットカード番号が記載されており、国土交通省では個人情報の漏えいにあたるとして、同社を厳重注意した。
日航では今月19日にも、国際線で、乗客がクレジットカードで購入した機内販売の売上伝票紛失が明らかになったばかりで、同社のずさんな個人情報の管理実態が浮かび上がった。
日航によると、紛失したのはアムステルダム・スキポール空港で4月23日に回収した、成田行き412便や乗り継ぎの成田発名古屋行き53便など計6便の半券。社内規定で半券は専用の封筒に入れて東京の本社に送ることになっているが、送付記録が残っていないため、日航では、半券を保管していた空港事務所内で盗難にあった可能性があるとしている。
日航はこの日公表するまで、紛失の事実を利用客に連絡していなかった。日航では「迅速に対応できなかったことを深くおわびしたい」としている。
(読売新聞) - 5月23日22時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000214-yom-soci