2005年05月23日(月) 00時00分
エルモア内職詐欺 「複数の借金」供述(朝日新聞・)
経費かさみ経営難に? 全国の主婦らがあて名書き内職の契約時に、保証金をだましとられていた詐欺容疑事件で、逮捕されたあっせん業「エルモア」経営の酒井敏之容疑者(47)=金沢市高尾台1丁目=が「いくつかの消費者金融に借金があった」と供述していることが県警生活環境課や金沢西署の調べで分かった。
県警によると、酒井容疑者は複数の消費者金融に多額の負債を抱えていたという。自宅のアパートや事務所などでたびたび借金返済の取り立てに遭っていた。
エルモアはあて名書きを勧誘するダイレクトメールの大量発送や広告で、多額の運営経費がかかることなどから、次第に経営に行き詰まり、消費者金融に借金を重ねたとみられる。
酒井容疑者は名簿作成業などの別会社を経営していたことも分かっており、集めた金を別会社の運転資金や、借金返済、遊興費にも充て、実質的には破産状態にあった疑いがあるという。
県警は、酒井容疑者がいつの時点から返済能力がなく、保証金をだましとろうとしたのかに注目し、調べを進めている。
(5/23)
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news02.asp?kiji=9263
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