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2005年05月23日(月) 22時55分

認知症姉妹宅リフォーム、200万円返金申し出…埼玉読売新聞

 埼玉県富士見市で、認知症(痴呆)の80歳と78歳の姉妹が不要なリフォームを繰り返された問題で、姉妹と工事契約をした16社のうち3社で営業を担当していたとされる男性が23日、富士見市役所を訪れ、自分が3社の営業担当であったことを認めた上で、工事代金約200万円の返金を申し出た。

 しかし、男性が申し出た総額が、市の調べと2500万円以上もかけ離れており、市では、男性に、工事の総件数と代金を正確に示す資料を早急に提出するよう求めた。

 同市によると、男性は同市の消費生活相談員に対し、16社中最も多い計2600万円分の契約書が見つかった東京都世田谷区のリフォーム会社に契約社員として勤めた後、独立して東京都内で2社を構え、いずれの社でも姉妹と契約を結んだことを認めた。その上で、世田谷区の会社に勤務していた時の見積書7、8枚を提出。「自分が契約したリフォームは10回ほどで、合計額は約200万円」としたという。

 一方、同市のこれまでの調べでは、姉妹宅で見つかった3社の契約書や見積書の総額は、計約2760万円に上っている。
(読売新聞) - 5月23日22時55分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000515-yom-soci