2005年05月23日(月) 21時32分
<廃棄パソコン>個人情報が残ったままリサイクル店に流出(毎日新聞)
千葉県は23日、県南部林業事務所(鴨川市)が廃棄した業務用パソコン1台に、個人情報が残ったままリサイクル店に流出していたと発表した。県が管理する保安林所有者ら約6000〜7000人分の住所、氏名が記録されていた。
県農林水産部によると、今年3月中旬、パソコンの電源が入らなくなったため、千葉市の事務用品販売会社に廃棄処理を委託。同社は東京都内の廃品回収業者に処理を委託し、この業者も同県市川市の廃品回収業者に委託した。その後の経緯は不明だが、県内の男性が4月上旬、同県白井市のリサイクル店で販売されていたのを購入した。
男性がデータ復元ソフトを使ったところ、内蔵のハードディスクドライブ(HDD)内に個人情報が残っているのを発見。男性は地元の市役所を通し県に連絡。県はHDDを預かり、男性も情報は外部に漏らしていないという。
県は廃棄前にデータを消去したという。今後、HDDから復元出来ないソフトを使って個人情報を消去し、委託する際は物理的に破壊することを求めることにした。【吉岡宏二】
(毎日新聞) - 5月23日21時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050523-00000119-mai-soci