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同病院によると、女性は「全子宮脱」という病気で、手術は十一日午後に男性医師(57)が執刀して実施。手術中に麻酔のモルヒネ〇・三ミリリットルを投与したが、本来は脊髄(せきずい)を包む硬膜の外側にチューブを入れるのに、手術後の検査でチューブの先端が脊髄内に入っていたことが判明した。
手術が終了して約一時間四十五分後、看護師が呼吸停止に気づき救命措置を行ったが、女性は現在も昏睡状態が続いている。モルヒネで中枢神経が麻痺(まひ)して呼吸ができなくなり、脳が低酸素状態になったとみられる。今後、植物状態になる可能性もあるという。
深尾院長は「信頼を大きく損ねる重大事故を起こし申し訳ない。患者と家族に深くおわびするとともに、総力を挙げて患者の回復に取り組む」と陳謝した。
(林 容史)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20050520/lcl_____cba_____003.shtml