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NHKによると、職員は、自ら制作したコンピューターグラフィックス(CG)を外部発注したように見せかけ、NHKアートを通じて二〇〇四年三月から十月まで四回にわたって、計五百五十七万円を架空請求。このうち所得税の源泉徴収分を除く四百七十万円が職員に渡っていた。一部をスタッフとの飲食代に使用した以外は使っていないという。
動機について職員は「作業が集中していた中で、給料以上の仕事をしているという思いが募り、不正を思いついてしまった」と話している。
今年三月末、NHKアートの税務調査で職員が税務当局から聴取されたことから、上司に「不正を行っていた」と告白、NHKが調査していた。
昨年七月以降、不祥事が相次いで発覚、NHKは業務点検を進めてきたが、CGが実際に番組担当者に届いていたことなどから、不正に気づかなかったという。職員が全額弁済していることや深く反省しているとして、被害届は出さないという。
NHKは今後、外部への委託業務を事前にチェックする「美術業務審査会」を設置するなどして、再発防止策を実施する。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050520/mng_____sya_____007.shtml