2005年05月19日(木) 11時47分
幽霊会社がリフォーム契約 埼玉の認知症姉妹に(共同通信)
埼玉県富士見市で認知症(痴呆症)の姉妹が、不要な自宅リフォームを繰り返され全財産を失った問題で、姉妹と契約した16社のうち2社が実体のない“幽霊会社”の可能性が強いことが、19日分かった。
同市の依頼で姉妹宅を調べた1級建築士、石田隆彦さん(42)によると、2社は姉妹と2003年から今年2月まで、8件、計約165万円分の契約を結んだが、工事申込書には東京都内の同一の住所、電話番号、担当者名が書かれていた。工事内容は「ネズミ」とだけ記載されているものもあった。
石田さんによると、2社は法人登記しておらず、建設業の許可もなかった。担当者名は02年に姉妹と2500万円の契約を結んだ都内のリフォーム会社の契約社員と同じで、申込書の書式もそっくりだったという。
(共同通信) - 5月19日11時47分更新
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