2005年05月13日(金) 11時48分
<尼崎脱線事故>読売新聞が「罵声記者会見」でおわび掲載(毎日新聞)
読売新聞は13日、JR福知山線脱線事故のJR西日本の記者会見の席で、同社大阪本社の記者に不穏当・不適切な発言があり「明らかに記者のモラルを逸脱した」として、社会部長名でおわびを掲載した。読売新聞によると、記者は会見に出席したJR幹部に対し「あんたら、もうええわ、社長を呼んで」などと声を荒げ、感情的発言をしたとしている。
会見は5月4日から5日未明にかけて、社員がボウリング大会や懇親会に参加していた経緯の説明がテーマだった。会見で罵声を浴びせる記者の姿が、テレビや週刊誌で取り上げられたため、苦情が寄せられたという。
谷高志・大阪本社社会部長名で出された談話には「使命感や熱心さのあまりとはいえ、常に心がけるべき冷静さを欠いたと言わざるを得ません。日ごろの指導が生かされなかったことに恥じ入るばかりです」としている。
“罵声記者会見”をめぐっては、テレビ、ラジオ、産経新聞などが取り上げていた。週刊新潮5月19日号は「『記者会見で罵声』を浴びせた『ヒゲの傲慢記者』の社名」として掲載し、読売新聞の記者と伝えていた。(デジタルメディア局)
(毎日新聞) - 5月13日11時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050513-00000037-mai-soci