2005年05月11日(水) 02時35分
茨城・神栖の米常食者４１人からヒ素化合物（産経新聞）
茨城県神栖町の農家の米から毒ガス成分の有機ヒ素化合物が検出された問題で、環境省は十日、米を日常的に食べていた県内外六十一人のうち、四十一人の髪やつめから有機ヒ素化合物を検出した−と発表した。米の一部は一般に流通したが、ブレンドされており影響は薄いとみている。
現時点で体調の異常を訴えている人はいないという。同町の井戸水汚染問題では、百三十五人が国の医療手帳の交付を受けているが、米を食べた人から有機ヒ素化合物が検出されたのは、初めて。
同省は、化合物が検出された米を日常的に食べていた計六十一人を調査。茨城県（二十二人）や千葉県（十一人）など五県計四十一人から、井戸水汚染で健康被害を引き起こしたフェニルメチルアルシン酸（ＰＭＡＡ）を検出した。一歳児ら十歳未満の子供六人も含まれていた。
（産経新聞） - 5月11日2時35分更新
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