2005年05月10日(火) 03時03分
「創価学会が迎賓館建設計画」架空話 1億4000万詐取 元学会員ら逮捕(産経新聞)
創価学会の架空の迎賓館建設計画を持ちかけ、みずほ銀行から一億四千万円の融資をだまし取ったとして、警視庁捜査二課は、詐欺などの疑いで、東京都国立市中、健康食品販売会社経営で元創価学会員、川村克彦容疑者(53)ら計七人を逮捕した。川村容疑者は池田大作名誉会長の秘書をかたるなどしてみずほ銀行担当者を信用させており、被害総額は約十五億円に上るとみられる。
調べでは、川村容疑者らは平成十五年十一月ごろ、みずほ銀行国分寺支店の支店長に対し、創価学会迎賓館を建設するという架空の計画を持ちかけ、「土地の取得は迎賓館を運営する健康食品販売会社が請け負う」と偽って融資を依頼。偽造した食品会社の納税証明書などを同支店に提出して担当者を信用させ、約一億四千万円の融資を引き出し、だまし取った疑い。
捜査二課では川村容疑者らが迎賓館計画以外にも、同容疑者の親族の元創価大学教授が同大の学生用アパートを建設する計画があると偽って、八王子市内の用地取得費用として、みずほ銀行から約九億六千万円をだまし取った疑いもあるとみて追及する。
川村容疑者は十六年五月に創価学会に対し一身上の都合で退会届を出していた。池田名誉会長の秘書をしたことはないという。
創価学会広報室は「(迎賓館などの)施設を作るなどの計画はそもそもありえない。当会の名をかたった詐欺行為であり、大変迷惑なことだ」とコメントした。
(産経新聞) - 5月10日3時3分更新
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