2005年05月10日(火) 21時33分

ドコモ、減収・営業減益…ＫＤＤＩは過去最高収益（読売新聞）

　携帯電話大手２社の２００５年３月期連結決算が１０日、出そろった。

　最大手のＮＴＴドコモは、料金の値下げ競争の激化で、売上高は前期比４・０％減の４兆８４４６億円と、９８年の上場以来初の減収で、営業利益も同２８・９％減の７８４１億円だった。

　一方、業界２位のＫＤＤＩは売上高、営業利益とも過去最高で、明暗を分けた。

　ドコモは、米携帯電話会社ＡＴ＆Ｔワイヤレスの株式売却益約５０００億円を計上し、税引き後利益は増益となった。２００６年３月期も減益見通しだが、株主還元を充実させるため、年間配当を１株４０００円と、２００５年３月期（１株２０００円）の２倍にする方針だ。

　ＫＤＤＩは、ａｕブランドの携帯電話事業が好調で、売上高は前期比２・６％増の２兆９２００億円、税引き後利益も同７１・４％増の２００５億円だった。２００５年３月期の年間配当を１株６９００円（前期は１株３６００円）に大幅増配し、２００６年３月期も１株７０００円の予定だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000113-yom-bus_all