2005年05月10日(火) 21時37分
同窓会名簿入りパソコン盗難 京大、1578人分(京都新聞)
京都大は10日、本部構内(京都市左京区)の教育学部棟で、大学院生が使用していた研究室からパソコン8台などが盗まれたと発表。うち1台のパソコンには学部同窓会名簿など、延べ1578人分の個人情報が入力されており、該当者に経緯を説明し謝罪する文書を発送した。
京大によると、盗難があったのは、4日未明から5日午後6時すぎにかけて。学部棟地下の研究室にあるロッカーのカギがこじ開けられ、中にあったノート型パソコン7台と携帯型ハードディスク、本、CD、現金(2万5645円)などが盗まれていた。共用のデスクトップ型パソコン1台もなくなっていた。学部棟入り口も研究室のドアも施錠されていたが、外につながる研究室の窓の鍵が開いたままだったという。
デスクトップ型パソコンには教育学部心理系同窓会名簿(1224人分)と大学院教育学研究科臨床心理学研究室卒業生名簿(354人分)が保存され、卒業年、氏名、住所、電話番号、職業が記載されていた。ノートパソコン1台には心理調査結果などのデータ160人分が保存されていたが、氏名など個人を特定できるデータはないという。
同研究科は6日、川端署に被害届を提出。教職員と学生に防犯の徹底を呼び掛けた。川崎良孝研究科長は「個人情報の管理を見直し、漏えい防止徹底に努めたい」と話している。
(京都新聞) - 5月10日21時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000041-kyt-l26