2005年05月09日(月) 21時38分
「代替ネタ疑惑」雑誌記事に回転すしチェーンが提訴(読売新聞)
週刊誌「週刊女性」が「一皿100円均一?本物ならば…ありえません」との見出しで、回転すし店が表示と異なる代替ネタを使用しているとした記事について、回転すし「くら寿司」チェーンを経営する「くらコーポレーション」(大阪府堺市)が9日、「本物の商品を提供しているのに100円均一の店すべてが不当表示をしているような誤解を読者に与えた」と、発行元の「主婦と生活社」に300万円の損害賠償と謝罪広告掲載を求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状によると、同誌は3月1日号で「市中にはびこる代替ネタにご用心」などとして、回転すし店ではマダイやカンパチ、ヒラメの代わりに、それぞれティラピア、スギ、カラスガレイといった比較的安価な魚が使われている、などとする記事を掲載した。
くらコーポレーションは「代替ネタは使っておらず、営業努力で採算ベースに乗せている。記事は営業を著しく妨害している」と主張。主婦と生活社に対して謝罪広告の掲載を要求したが、主婦と生活社は「特定の店を対象とした記事ではない」と、拒否したという。
週刊女性編集部の話「訴状が届き次第対応したい」
(読売新聞) - 5月9日21時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050509-00000114-yom-soci