2005年05月08日(日) 02時48分
オウム事件 岡崎被告の死刑確定 最高裁 訂正申し立て棄却(産経新聞)
坂本弁護士一家三人殺害と男性信者殺害の両事件の実行犯として殺人罪に問われ、最高裁が一、二審の死刑判決を支持した元オウム真理教幹部、岡崎一明被告(44)の判決訂正の申し立てについて、最高裁第一小法廷は七日までに棄却の決定をした。死刑が確定した。
教団による一連の事件では、一審や二審で麻原彰晃被告(50)=本名・松本智津夫、控訴=ら計十三人に死刑が言い渡され、岡崎被告以外に七人が上告しているが、確定は初めて。
一、二審判決によると、岡崎被告は麻原被告らと共謀、平成元年十一月四日未明、横浜市磯子区の弁護士、坂本堤さん=当時(33)=宅に侵入し一家三人を殺害。同年二月上旬には静岡県富士宮市の教団施設内で、脱会しようとしていた信者の田口修二さん=同(21)=を殺害した。
最高裁は今年四月七日、一、二審と同様に岡崎被告の自首を認めたが、「法治国家の秩序を一顧だにしない反社会性の極めて高い犯行」として、弁護側の上告を退けた。
(産経新聞) - 5月8日2時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050508-00000017-san-soci