2005年05月07日(土) 16時31分
個人情報:家族構成や連絡先記す「家庭環境表」紛失−−小田原市立三の丸小 /神奈川(毎日新聞)
◇3年生1クラス分
小田原市教委は6日、市立三の丸小学校(寺山大機校長、551人)で、3年生1クラス分の児童の家族構成や自宅までの略図、緊急連絡先などを保護者が記した「家庭環境表」を紛失したと発表した。校長と担任の男性教諭(37)が同日から説明と謝罪のために家庭訪問を始め、小田原署に紛失届を出した。しかし、担任が紛失に気づいてから保護者に説明するまで3週間かかっており、市教委は「対応の遅れ」を認めている。
市教委によると、担任は始業式翌日の先月6日、児童に同表を配布。クラス34人のうち32人から回収し職員室の自分の机上のファイルにはさんで置いた。12日昼ごろにファイルはあったが、13日夕、なくなっているのに気づいた。担任は1人で探し、18日になって校長に知らせた。市教委への連絡は27日。その後も教職員で探したが発見できず、6日公表した。
同表は本来なら職員室内のカギのかかるキャビネットに入れる決まりになっていた。担任は「申し訳ない」と謝罪している。市教委は対応の遅れに「個人情報の重大さは認識しているつもりだが、校外に持ち出されたとは考えられなかったので探し続けた」と話している。不審者が侵入した形跡はなく、他の物もなくなっていないという。
同市内で先月、大規模な断水があり、同小は12〜17日まで給水場所になっていた。【大西康裕】
5月7日朝刊
(毎日新聞) - 5月7日16時31分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050507-00000181-mailo-l14