2005年05月07日(土) 00時00分
岡崎元幹部の死刑確定 最高裁、オウム事件で初 (中日新聞)
坂本弁護士一家3人殺害と男性信者殺害の両事件の実行犯として殺人罪に問われ、最高裁が1、2審の死刑判決を支持した元オウム真理教幹部岡崎(現姓宮前)一明被告(44)の判決訂正の申し立てについて、最高裁第一小法廷(島田仁郎裁判長)は7日までに棄却の決定をした。死刑が確定した。
教団による一連の事件では、1審や2審で松本智津夫被告(50)=教祖名麻原彰晃、控訴=ら計13人に死刑が言い渡され、岡崎被告以外に7人が上告しているが、確定は初めて。
1、2審判決によると、岡崎被告は松本被告らと共謀、1989年11月4日未明、横浜市磯子区の弁護士坂本堤さん=当時(33)=宅に侵入し一家3人を殺害。同年2月上旬には静岡県富士宮市の教団施設内で、脱会しようとしていた信者の田口修二さん=同(21)=を殺害した。
最高裁は今年4月7日、1、2審と同様に岡崎被告の自首を認めたが「法治国家の秩序を一顧だにしない反社会性の極めて高い犯行」として、弁護側の上告を退けた。
http://www.chunichi.co.jp/00/detail/20050507/fls_____detail__041.shtml