2005年05月03日(火) 11時35分
ネット犯罪に注意を 県警安全学習支援隊が豊見城高校で“初授業”(琉球新報)
インターネット上の悪質商法などについて説明があった県警安全学習支援隊の授業=豊見城高校
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現役の警察官が高校などで犯罪、事故の実態や防止法などを教える県警の安全学習支援隊(隊長・久高義久警部)は4月26日、豊見城高校で本年度1回目の授業を行った。1年生70人が参加し、ネット犯罪被害の防止法などを考えた。
久高隊長がインターネットの悪質商法を説明、アダルトサイトに接続して6万円を請求された高校生の実例などを挙げて紹介した。生徒からは「画面をクリックしてサイトに接続しただけで6万円払えというのは驚いた」などの感想があった。
久高隊長は「インターネット画面上で怪しいものは開かないこと。困ったことがあれば、親や先生、友人に相談した方が良い」と話し、(1)パソコンのセキュリティー対策を万全にする(2)電子メールの送り手の確認(3)個人情報を簡単に明かさないこと—が重要であることを強調した。
安全学習支援隊の授業は、2003年7月に県教育委員会と県警が締結した「沖縄児童生徒健全育成サポート制度」をきっかけに、試行期間を経て04年度から正式に始まった。インターネット犯罪のほか、薬物乱用や交通事故の防止などについて、県警で対応した中高生らの実例を挙げながら授業を進める。
本年度は中学校21校、高校11校で実施される予定。安全学習支援隊は「授業を希望する学校があれば、今後も随時対応する」と話している。
(琉球新報) - 5月3日11時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050503-00000011-ryu-oki