2005年04月29日(金) 16時34分
閲覧見直しへ法改正検討 総務省、選挙人名簿で（共同通信）
総務省は、個人情報をめぐる問題が多発していることを受け、選挙人名簿抄本の閲覧制度を見直す公職選挙法改正を検討している。連休明けに総務省内に検討会を設置、今秋をめどに報告書をまとめ、早ければ来年の通常国会に改正案を提出する方針だ。
ただ、選挙人名簿抄本の閲覧は、報道機関の世論調査や学術調査などで幅広く利用されてきた経緯もあり「どこまで閲覧を規制するか線引きするのは難しい」（総務省幹部）との指摘もあり、意見集約は難航する可能性もある。
選挙人名簿は、投票の円滑化や二重投票を防ぐため、あらかじめ選挙権の有無を調査して選挙人（有権者）を登録。市区町村の選挙管理委員会が年４回または選挙が行われる際に調査・登録を実施。選挙人の氏名、住所、性別、生年月日などが記載されており、投票区ごとにまとめている。
（共同通信） - 4月29日16時34分更新
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