2005年04月27日(水) 16時39分
犬の飼育に禁止命令 マンションで名古屋高裁(共同通信)
上の部屋の飼い犬の鳴き声が原因で寝不足になったとして、名古屋市中村区のマンションに住む男性が、飼育禁止と約260万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁の青山邦夫裁判長は27日、1審判決が命じた賠償額を増額、さらに犬の飼育禁止も認めた。
青山裁判長は判決で、マンションは使用規則で、居住者に迷惑をかける動物の飼育を禁じており、男性は飼い主に飼育中止を求めたと指摘。「鳴き声や足音は受忍限度を超えた」と述べた。
名古屋地裁は昨年12月、慰謝料40万円と男性が睡眠用に借りた部屋の費用など計約100万円の支払いを飼い主に命令。青山裁判長は慰謝料を70万円に増額し、計約130万円の支払いを命じた。
(共同通信) - 4月27日16時39分更新
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