2005年04月26日(火) 13時02分
「がんに効く」と無許可で製造販売=健康食品会社社長ら逮捕・警視庁(時事通信)
「がんに効く」などの効能をうたった商品を無許可で販売していたなどとして、警視庁生活環境課などは26日、薬事法違反の疑いで、健康食品販売会社「日本花ヴェール健康学センター」(東京都渋谷区)社長足立和子(66)=同世田谷区赤堤=、清涼飲料水製造業「健草」(鹿児島県鹿屋市)会長有島達治(77)=同市田崎町=ら5容疑者を逮捕した。
調べによると、足立容疑者は医薬品販売の許可がないのに、2002年5月から昨年8月にかけ、既に死亡した千葉県内の主婦=当時(37)=ら13人のがん患者に、がんへの効能をうたった飲料水「桂寿」約3100本と、体に張って使う粉末の「貼りっ粉」179個を計270万円余で販売した疑い。13人のうち8人は既に死亡した。
有島容疑者はほぼ同時期、医薬品の製造許可がないのに、医薬品成分の入った「桂寿」96万本余を製造した疑いが持たれている。
登記簿などによると、日本花ヴェールは1981年設立、資本金は3400万円。過去5年間に、関東地方などを中心に、ほかの商品も合わせて総額30億円余の売り上げがあったという。
(時事通信) - 4月26日13時2分更新
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