2005年04月26日(火) 19時51分
偽造カード被害返還で和解 都銀2行が3200万円(共同通信)
偽造キャッシュカードで預金を他人に引き出されたのは銀行側に責任があるとして、元講談社取締役鈴木富夫さん(65)=千葉県松戸市=が東京三菱銀行と三井住友銀行に計約3200万円の返還を求めた訴訟は26日、2行が全額を払い戻すことで、東京地裁(藤山雅行裁判長)で和解が成立した。
訴えによると、鈴木さんは銀行キャッシュカードをスキミングされてデータを盗まれ、何者かが昨年3月、139回にわたり計約3200万円を引き出した。鈴木さんは「何度も引き出されたのにチェックもしないのは銀行の責任」として昨年8月に提訴した。
警視庁が1月、ゴルフ場で銀行カードをスキミングして偽造カードを作り、現金を引き出したとしてゴルフ場支配人の男らを逮捕。鈴木さんの銀行カードも男らのグループに盗まれた可能性が高いという。
(共同通信) - 4月26日19時51分更新
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