2005年04月24日(日) 20時01分
国内61法人でトラブル=米大手顧客は10%に被害−トレンドマイクロ(時事通信)
*情報セキュリティー会社、トレンドマイクロ
<4704> 社製のウイルス対策ソフトの更新が原因でシステム障害が相次いだ問題で、同社は24日、都内で記者会見し、国内の企業や官庁など計61法人から被害報告があったことを明らかにした。同社のマヘンドラ・ネギ代表取締役CFO(最高財務責任者)は「ご迷惑を掛け深くおわびする。全社を挙げて対処したい」と改めて謝罪した。
同社は問題の更新ファイルを取り込んだパソコンを国内で17万台と推定。1週間以内に修復用CDを対象客に配布するほか、5月8日まで24時間態勢で電話対応する。関連費用は数億円となる見込み。
ネギCFOによると「更新ファイルの公開時間の関係で被害は日本に集中したが、他国でもトラブルが起きている」という。米国の法人客1万社のうち、大手(約500社)の1割、アジア地域では大手数百社の5%程度が被害を受けたもよう。豪州の個人客もトラブルが発生したとみられる。
(時事通信) - 4月24日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050424-00000105-jij-biz