2005年04月23日(土) 00時00分

ウイルス対策ソフト原因か 最新版へ更新時 （中日新聞）

　一連のシステム障害は「トレンドマイクロ」のウイルス対策ソフトを最新版に更新した際に発生した可能性が高い。

　コンピューターに悪影響を及ぼすウイルスは次々と発生する。このため、ウイルス対策ソフトを手掛けるメーカーは、新たなウイルスを駆除するソフトを「定義ファイル」としてインターネットなどを通して配布している。

　コンピューターの利用者は、このソフトを導入し、ウイルス対策ソフトを最新版に更新することで、ウイルスへの感染を防ぐ。

　同様のソフトは、日本では主に大手二社のものが使われており、トレンドマイクロ社はその一つ。

　専門家は今回のシステム障害について、「二十三日朝に配布された最新版のウイルス対策ソフトに問題があった可能性が高い」と指摘。「新たに配布されたソフトに不具合があり、そのソフトを導入したことで、コンピューター自体が正常に動かなくなったとみられる」という。

http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050423/eve_____sya_____012.shtml